クリアするまでは死ねない。

ゲームを禁止されて育った30代のおじさんが、死ぬまでにクリアしておきたいゲームを消化していくブログ

はじめに


 私に残された時間はあまり長くはありません。


 ――いえ、別に不治の病で余命が宣告されたとか、そういう話ではありません。ご安心を。

 

 私の家は、ゲーム禁止でした。厳密に言うと、スーパーファミコンまでは家にあったんですが、親から設定された「1日30分まで」という、かの高橋名人よりも厳しいルールがなかなか守れず、最終的には本体ごと没収されてしまいました。

 

 まあ、その後お小遣いを貯めてこっそり買ってたりしたのですが。当時のお小遣いでは1年に数本買うのが限界だったので、購入までには吟味を重ねる必要があり、暇さえあればゲーム屋でパッケージを眺める日々を送っていました。

 

 大人になっていろいろな制約から解き放たれると、当時欲しくても買えなかったソフトを集めるようになったのですが、時が経つにつれて欲求が「遊びたい」から「欲しい」にすり替わってしまったのか、どうも買っただけで満足してしまい、いわゆる「積みゲー」ばかりが増えることになってしまいました。

 

 この記事を書いている2020年1月現在、所持数が約600、ちゃんとプレイしたのは100にも満たないかもしれません。

 

 30代も半ばにさしかかり、仕事や家庭など大事なものも増えました。もう、学生の頃のように徹夜でゲームをして、授業をサボるなんてことはできません。きっと、自由に使える時間は減る一方でしょう。ここで冒頭に戻ります。

 

 今のうちに、全部とは言いませんが、本当はちゃんと「遊びたかった」ゲーム達と、しっかり向き合おうと思いました。

 

 このブログは、ゲーマーとしての天寿を全うするための記録です。